2012年1月31日火曜日

フィリピン,マニラのたび

期間:2012.01.20 - 2012.01.25

0日目
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
感想・考察など

感想・感想など

貧富の差・治安
裕福な人々と貧しい人々が隣接して暮らしている.例えば,高層マンションの隣には路上で大勢の人が生活し,観光地には多数のストリートボーイがおり,公園には平和に遊ぶ家族の横で食料とは思えないものを口にしている人がいるなど.日本での貧富の差に比べ,ずっと深刻だと気付く.定職があり働いている人々は少なからず裕福だという扱い.やはり,彼らは窃盗などの対象となる存在のようだ.彼らは,危険な時間帯や場所を十分に把握しており,これらをきちんと避けて生活している.エリート大学を出たからと言って,将来が約束されるとは言え無さそうだ.

教育・国民性など
数人の講師と話した限りでは,ほとんどの家庭では最高峰のフィリピン大学を目指して教育するようだ.大学では,看護学科とコンピュータ・サイエンスが人気なのだそう.だが,看護師については求人倍率がかなり悪く,限られた人しか職に就けないという.多くの職では英語力が必須なので,幼いころから英語を覚えさせるのだとか.国内での賃金の低さから,日本も含め海外で働く人も多くいる.海外で稼ぎ,家族に仕送りしたり,大量の土産とともに帰国するらしい.講師の中にも,海外進出を目指す方が何人かいた.行動や発言内容に関しては,日本よりも比較的自由な雰囲気だと感じた.

宗教
国民はほぼクリスチャン.協会には,毎週日曜にマスのために多くの人が集るそうだ.人によっては,毎週協会を訪ずれる場合もあるらしい.宗教ついては学校でも教わるようで,皆かなり詳しい.日本に比べ,信仰の度合いはかなり高い.

食事
一部を除き,ほとんどの料理はおいしくいただけた.ライスの水分の少なさには,慣れるのに時間がかかるが.多くのレストランでは,一人分の料金で300ペソ (600円ほど) もかからない.飲み屋には行っていないので,こちらの値段は不明.

交通
交通量が多い.電車はほぼ満員.道路は国道であれば片道4車線は普通.高速道路も良く整備されている.

電車
路線の数は多くは無いものの,走る本数は環状線クラス.車内はほぼ満員.走行速度は速い.20ペソあれば,ほぼ終点まで行けるようだ.

バス
日本のバスと大きく異なるところは無い.ただし,エアコン付きと無しがあり,料金が異なる.

ジープニー
マニラではどこでも走っているので便利.初乗り8ペソ,最大11ペソ.通勤通学にも多くの利用客がいる.電車やバスは主要なところしか通っていないため,細かい移動はこれが欠かせない.私は,正しい利用法が未だに分かっていない.夜に一人で乗るのは危険らしい.午前3時でも走っているのを見た.道路を走る車の3割ほどがジープニーだという感覚.何故か,物凄くとばす.騒音が酷い.

タクシー
日本の数倍走っている.主要な道路では,数秒に1回ほどの割合でタクシーを見かける.ノーマルタクシーは安いが,すべての走行記録と乗客に関する情報が集中管理されているらしい.また,たまにメーターを回さないドライバーおり,後で高額な料金を請求するようだ.なので,乗客はメーターを初期化するよう文句を言わないといけない.たまに,タガログ語しか通じないドライバーがいる.マニラでの初乗りは40ペソ.一方,空港タクシーやホテルタクシーは数倍高額だが,乗客の情報が守られるため,安全のようだ.

カレッサ
イントラムロスを中心に走っている馬車.観光客向け.運転手と仲良く話せる手段が必要.思った以上にスピードが出る.歩いていたら,勧誘の嵐に巻き込まれる.

トライシクル
3輪の自転車に椅子を追加したもの.運転手がペダルを濃ぐ.乗客は隣の席に座って移動する.こちらも観光地で多く見かけた.

その他,得られた知見
  • 少々ジャンキーなホテルの方が,より現地の生活に触れることができて興味深い.ただし,安過ぎて危険そうなホテルも見かけたので,当然ながら加減は必要.
  • 現地の人と待ち合わせる際には,時間に相当な余裕を持ったほうが良い.また,待合せ時刻は,どこのタイムゾーンを基準にするかを明確にすべき.
  • 動き回る際には,やはり現地の友人に案内してもらうのが最強.ネットやガイドブックからは得られない様々な情報を知り,場所を訪ずれ,料理を食し,経験を得た.特に今回は,タガログ語で通訳してもらえたことが心強い.

帰国

午前2:30,起きる.チェックアウトを済ませ,空港へ.

空港に入る際に簡単な検査がある.ものすごい行列.原因は,人々の荷物が多すぎるためだ.

チェックインで,またしてもとんでもない行列.行列が乱れるので,係員が頻繁に整列させていた.自由だな.

フライトの3時間以上前に空港に着いていたにも関わらず,最終的には割とギリギリだった.余裕を持って乗り込みましょう.

昼前,セントレア着.平和すぎる空間と,言語に苦労しない快適さが,逆に不満.恐らく99%以上の乗客が,そのままデトロイト行きの便へ乗り継ぎ.セントレアの手荷物受取り所で荷物を待つ人は,20人もいない.やはり,日本とフィリピンを行き来する人は少ないようだ.

2012年1月30日月曜日

グリーンベルトを経由しホテルへ

改めてグリーンベルトの内部を見回ることに.ここは,日本人が深夜に歩いていても安全なのだとか.

グリーンベルトへ向かう.

近くの公園.ランニングしている人々を多く見かけることから,治安の良さを実感.

グリーンベルトのメインエントランス.

 内部に協会.



アップルストアを見かけた.相場を調べてみた.Macbook Air 13inch.128GBで65,000ペソ,
256GBで80,000ペソ.日本とほぼ同じ.




グリーンベルト内を徘徊.Greenbelt1からGreenbelt5まである.その他,Landmarkなど,高級ショップが並ぶ.

Tokyo Tokyo.日本料理が楽しめる有名な店.

グリーンベルトを抜けて,ホテルへ向かう.基本的に超高層ビルばかり.街を歩いていて思うのは,銅像が多いこと.




改めて,ホテルの外観.内部に日本料理屋があるらしい.これだけでも不安感は和らぐものだが,同時に快適すぎる不満も感じる.

英会話教室のオフィス見学

先生は昼から仕事だということで,ここでオフィスへ.仕事の合間に,内部を案内してもらう.
オフィス着.第一印象は,個室の数の多さ.かなり大勢の講師が,それぞれの個室で英会話の授業をしている.多くの方が仕事中であるのに対し,へらへらと遊びにきてしまって申し訳なさを感じる.

休憩室.日本人のスタッフにお会いした.後で気付いたことだが,CEOだったようだ.あまりに腰の低さと,掃除をしていたゆえ,全く気付かなかった.後から思えば,もっとお近づきになるべきだった.

技術室.社員からはテクニシャンと呼ばれてる人が,作業する部屋.現在3人のテクニシャンがいるそうだ.皆,出社時間がばらばら.何となく,大学の研究室のノリに似ている.部屋の中には,溢れるほどのPCパーツ,半田セット4個,PC数台,ヘッドホンにマイク,直しかけのヘッドホン,などなど.

丁度,1人のテクニシャンがオフィスに来て,半田ごてでヘッドホンを直し始めた.新しく買い換えるのは高いので,基本的には修理するのだそうだ.大学ではコンピュータ・サイエンスを専攻していたらしい.専門が同じなので,話が盛り上がってしまった.この国では,大学で優秀な成績を収めると,メダルをもらえるようだ. 彼はかなり優秀で,多くのメダルをもっている.彼の主な仕事は,社内のネットワーク構成,PC環境の整備,クラッシュ等のトラブル時の対応など,主にインフラの運営・保守なのだそうだ.講師の使うPCの性能が悪いので,買い替えを検討中だそうだ.確かに,授業中にPCがクラッシュして通信が途絶えたことが,これまで何回かあった.未だにPen4を使っているんだよー,と言っていた(考えてみれば,弊社も同じだ).10,000ペソほどで新PCを整備できるそうだ.予算の都合で,コスト削減を図っているのだとか.コスト削減に関しては,他にも様々な工夫が見られた.例えば,扇風機を配備する代わりにCPUクーラーを卓上に置いていた.確かに,これは相当安い.おかげで,PCケースは開きっぱなしだが.今ハマっているものは,Facebookの何とかというアプリなのだとか.これが僕の彼女だ,と言っていたのが印象的.どの国にもオタクはいるものだ.彼の場合は優秀なオタクだ.彼のようなオタクは我が社に枯渇しており,特に必要な人材だと思う.

休憩室.講師たちが授業の無い時間帯に,談話や食事をする空間.30人以上の講師と喋り,その内,半数くらいは既知の先生だった.空港で会えなかった先生にも会えた.とあるおばあちゃん講師に,日本語を教えてほしいと頼まれた.自分の生徒のために覚えたいのだと.生徒思いの良い先生だ.60歳を超えていると思うのだが,吸収がとても速い.お礼に,色々なお菓子をもらってしまった.

休憩時間になったので,講師とテクニシャン数人で,フィリピン料理を食べに連れて行ってもらうことに.中には,フィリピンと日本のハーフもいた.タガログ語,英語,日本語の3カ国語を自在に操る.彼もテクニシャンの一人.日本語が使えるため,日本の生徒向けウェブサイトの構築も担当しているらしい.特に難しい仕事は,あまり良くない講師(失礼)の紹介文を書くことらしい.他の講師に伝わらないよう,日本語で会話していた.

オフィス近くの喫茶店.Leche Flanをいただく.フィリピンのデザートの一種.見た目も味も,プリンに似ている.ただ,プリンの独特の甘い香りはしない.そして,少し固い.とても美味.上に乗っているのは,ライスクリスピー.これは無くてもいいかもしれない.ちなみに,来店時にはSinigangのスープが無料で出てきた.日本での水のような扱い.相変わらずの不思議な酸味のおかげで,残念ながら飲めなかった.ハーフなテクニシャンは,俺も飲めない,と言っていた.

続いて,屋台へ.屋台の危険性について書かれたウェブサイトを散々見たので,これまで避けてきた.だが,講師たちが普段利用している店らしいし,まぁ良いかと.

よくわからないヌードルが出てきた.名前は忘れた.太さも歯ごたえも,うどんに似ている.汁の方は,卵スープに似ている.まずくはないが ,うまいとも言えない.十数ペソだったと思う.

更に屋台で炭酸飲料.就業中に,眠気覚ましに良く飲んでいるのだとか.味はRed Bullに似ている.

さようなら,オフィス.皆,フレンドリーで,良い人たちばかりだった.日本人やフィリピン人が混じり合う中で,皆生き生きと仕事をしていた.ベンチャーは良いなあと感じた.

Serendraで昼食

10時にZ先生とMagallanes駅で待ち合わせ.ホテルから近いので歩いてきた.早めに着いたので人間と周囲の観察.会社員だと思うが,1%ほどの人がスーツを着ている.どう見ても暑い.携帯電話で通話する人がちらほら.通話時には,ほとんどの人がイヤホンとマイクで喋っている.たぶん,騒音のせいだろう.これまでに会った何人かの先生もそうしていた.その他,駅で人と待ち合わせているらしい人,近くのデパートのようなものの開店を待っている人,など.時刻表は見つからなかったのだが,電車はやはり5分に一本以上の頻度で走っている.そして,どの電車もほぼ満員.駅にはエスカレータとエレベータ.エレベータは動いているが,エスカレータは止まっている.

改札から外の風景.駅は広い.右の長いのがホーム.線路の向こう側には高速道路が通っている.

先生と合流し,Serendraへ.Cafe Mary Graceという喫茶店で昼食.写真はPork Tocino(92ペソ)と,Rosemary Fried Rice(45ペソ).Pork Tocinoは,豚をやや甘めに炒めた料理.ドレッシングのかかった野菜と,ソースを付けて食べる.フィリピンで最もうまい料理だった.Rosemary Fried Riceは,ライスをニンニク等と和えて炒めたもの.ほぼ焼き飯.ライスはさほどパサパサではなく,これまでフィリピンで食べたどのライスよりも食べ易い.

Serendraには,喫茶店,レストラン,ファッション,ゲームセンターなどが集っている.MoAとは違い,巨大な建物に押し込められていない.開放感があって素敵.大学が近いようで,学生さんもちらほら.

2012年1月26日木曜日

オフィス近くで夕食

19時にZ先生と,例によってオフィスで待ち合わせ.夕食に連れて行ってもらう.ホテルを移動して,オフィスに近くなったので,歩いて行くことに.

途中,グリーンベルトを通る.滞在初日に,間違ってタクシーに連れてこられた場所.基本的に高級店が多いようだ.

18:40頃,待ち合わせの20分前にオフィス着.にもかかわらず,遅いと言われる.聞けば,日本時間の19時に待ち合わせていたという.日本時間では,今は19:40なので,確かに遅い.日本の生徒に時間を会わせて仕事しているため,ほぼ日本時間で生活しているようだ.そう言えば,オフィス内にも日本時間の時計が.

先生に連れられて,オフィス近くのレストランでSinigangをいただいた.フィリピンで初の汁物料理.豚と豊富な野菜が煮込まれている.唐辛子も入っているようで,結構辛い.スープは何かが酸っぱい.酢のものや梅干し等とは異なり,残念ながらこれは日本人には合わない酸味だ.190ペソ.

ホテルを移動

さようなら,カサボコボホテル.気さくなドアマンと喋っていたら,写真を撮ってくれた.


フィリピンの人は,連射するのが好きなのかもしれない.

ホテルを移動.次のホテルはマカティ市内にある.ヘラルドスイーツホテル.

ホテル着,

ロビンソンズモール(Robinsons Place Manila)へ

Padre Burgos St.を西へ.リサールパークの北側に位置する.


Roxas Boulevardに曲がり南下.

Carabao Statue.リサールパークの西側.海に近い.一応マニラベイに向かってみたが,やはり今日も閉鎖されていた.

仕方ないので,ロビンソンズモールへ行くことに.

リサールパークを横切る.

園内は広いので,電車が走る.

リサールパークを横切る道 Mania Y. Orosa St.

リサールパークを出て南へ.子供たちがバスケをしている.

そしてロビンソンズモールに入る.

1階にはスーパー.入ると,いきなりカラフルな果物と甘い香り.

「フルーツと野菜を摂って,心臓発作や癌を防ぎましょう.」なるほど.

バナナ.20本くらいが束になっていて,35ペソ.


少しブラックな品まで売っている.


 本屋.週刊誌のようなものを探したが見つからなかった.

大学を巡るものの

イントラムロス内部には,複数の大学がある.まずは,Mapua Institute of Technologyを訪れてみる.出身大学に名前が似ているゆえ,Institute of Technologyを見ると訪れないわけにはいかない.

General Luna St.を外れ,東へ向かう.ほんの1ブロック歩いただけで,風景が変わる.




どうやら,ここが正門.というか,この建物が大学の全てのようだ.キャンパスと言えるような空間は無い.1階の食堂,レストラン以外には,活気があるようには見えない.

なので,近場にあるもう一つの大学 Pamantasan ng Lungsod ng Maynila へ向かう.

セブンイレブンも街にとけ込んでいる.

売店.Cokeは人気商品のようだ.


これが塀.広いが入り口がわからない.唯一見つけた門は閉鎖されている.仕方ないので,大学は諦めて,イントラムロスを出る.

本当にゴルフ場が多い.