2012年1月31日火曜日

感想・感想など

貧富の差・治安
裕福な人々と貧しい人々が隣接して暮らしている.例えば,高層マンションの隣には路上で大勢の人が生活し,観光地には多数のストリートボーイがおり,公園には平和に遊ぶ家族の横で食料とは思えないものを口にしている人がいるなど.日本での貧富の差に比べ,ずっと深刻だと気付く.定職があり働いている人々は少なからず裕福だという扱い.やはり,彼らは窃盗などの対象となる存在のようだ.彼らは,危険な時間帯や場所を十分に把握しており,これらをきちんと避けて生活している.エリート大学を出たからと言って,将来が約束されるとは言え無さそうだ.

教育・国民性など
数人の講師と話した限りでは,ほとんどの家庭では最高峰のフィリピン大学を目指して教育するようだ.大学では,看護学科とコンピュータ・サイエンスが人気なのだそう.だが,看護師については求人倍率がかなり悪く,限られた人しか職に就けないという.多くの職では英語力が必須なので,幼いころから英語を覚えさせるのだとか.国内での賃金の低さから,日本も含め海外で働く人も多くいる.海外で稼ぎ,家族に仕送りしたり,大量の土産とともに帰国するらしい.講師の中にも,海外進出を目指す方が何人かいた.行動や発言内容に関しては,日本よりも比較的自由な雰囲気だと感じた.

宗教
国民はほぼクリスチャン.協会には,毎週日曜にマスのために多くの人が集るそうだ.人によっては,毎週協会を訪ずれる場合もあるらしい.宗教ついては学校でも教わるようで,皆かなり詳しい.日本に比べ,信仰の度合いはかなり高い.

食事
一部を除き,ほとんどの料理はおいしくいただけた.ライスの水分の少なさには,慣れるのに時間がかかるが.多くのレストランでは,一人分の料金で300ペソ (600円ほど) もかからない.飲み屋には行っていないので,こちらの値段は不明.

交通
交通量が多い.電車はほぼ満員.道路は国道であれば片道4車線は普通.高速道路も良く整備されている.

電車
路線の数は多くは無いものの,走る本数は環状線クラス.車内はほぼ満員.走行速度は速い.20ペソあれば,ほぼ終点まで行けるようだ.

バス
日本のバスと大きく異なるところは無い.ただし,エアコン付きと無しがあり,料金が異なる.

ジープニー
マニラではどこでも走っているので便利.初乗り8ペソ,最大11ペソ.通勤通学にも多くの利用客がいる.電車やバスは主要なところしか通っていないため,細かい移動はこれが欠かせない.私は,正しい利用法が未だに分かっていない.夜に一人で乗るのは危険らしい.午前3時でも走っているのを見た.道路を走る車の3割ほどがジープニーだという感覚.何故か,物凄くとばす.騒音が酷い.

タクシー
日本の数倍走っている.主要な道路では,数秒に1回ほどの割合でタクシーを見かける.ノーマルタクシーは安いが,すべての走行記録と乗客に関する情報が集中管理されているらしい.また,たまにメーターを回さないドライバーおり,後で高額な料金を請求するようだ.なので,乗客はメーターを初期化するよう文句を言わないといけない.たまに,タガログ語しか通じないドライバーがいる.マニラでの初乗りは40ペソ.一方,空港タクシーやホテルタクシーは数倍高額だが,乗客の情報が守られるため,安全のようだ.

カレッサ
イントラムロスを中心に走っている馬車.観光客向け.運転手と仲良く話せる手段が必要.思った以上にスピードが出る.歩いていたら,勧誘の嵐に巻き込まれる.

トライシクル
3輪の自転車に椅子を追加したもの.運転手がペダルを濃ぐ.乗客は隣の席に座って移動する.こちらも観光地で多く見かけた.

その他,得られた知見
  • 少々ジャンキーなホテルの方が,より現地の生活に触れることができて興味深い.ただし,安過ぎて危険そうなホテルも見かけたので,当然ながら加減は必要.
  • 現地の人と待ち合わせる際には,時間に相当な余裕を持ったほうが良い.また,待合せ時刻は,どこのタイムゾーンを基準にするかを明確にすべき.
  • 動き回る際には,やはり現地の友人に案内してもらうのが最強.ネットやガイドブックからは得られない様々な情報を知り,場所を訪ずれ,料理を食し,経験を得た.特に今回は,タガログ語で通訳してもらえたことが心強い.

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